(あ) 

アーク灯〔アークとう〕

2本の炭素棒を向かい合わせにし、電流を通し白熱した光を出す電灯で、マスキングフィルムを作るときなど感光させる光源として使用。写真製版用。 

藍色〔あいいろ〕

深い青緑色、または紫味の濃い青色。一般的に藍染の色は薄い方から順に、甕覗、浅葱、縹、藍、紺と呼ぶ。 

藍甕(藍壺)〔あいがめ(あいつぼ)〕

@藍をたてる甕。普通は陶器、ステンレスやセメント。木製もある。A空気接触液面を少なくするため、口が小さいほうがよい。B床面に設置する。C甕を温める装置が付いている。 

藍枯らし〔あいからし〕 

布に藍を浸み込ませるため、藍染の前工程で布に浸み込ませた豆汁を枯らすこと。自然乾燥やくん製などの方法がある。

藍玉〔あいだま〕

玉藍ともいい、藍染の染料のすくも(藍草をねかし発酵させたもの)を臼で突いて精製し乾燥させたもの。A徳島県産が有名。 

藍壷〔あいつぼ〕   →あいがめ

藍鉄色〔あいてついろ〕

藍色がかった鉄色、くらい青緑色 

藍の華(藍花)〔あいのはな(あいばな)〕

@染料の藍を藍壺に入れ発酵させた時表面に浮かぶ泡のこと。A発酵状態を観察する目安ともなる。B藍の溶解液が空気に触れるのを防止する役目もある。 

青貝棒〔あおがいぼう〕

@優勝旗などに使用される樫の木製の旗棒で、表面に青貝が埋め込んであるもの。A旗竿の中で高級品。B長さは曲尺の6尺、7尺、9尺がある。C材料の青貝(中国産)は手に入りにくい。 

青竹色〔あおたけいろ〕

@塩基性染料の一種(マラカイトグリーン)。A 蚊帳の染色などに使用されたが、現在はあまり使用されていない。 

赤花〔あかばな〕

@下絵に使用する酸性染料。青色のものは青花という。A緋粉ともいう。染色後に残らないようになっていればよいので、食品用の紅(食紅)を使用することもある。 

灰汁〔あく〕

@木灰に熱音易をかけて得るアルカリ性の液。A消石灰の水溶液。B藍染のアルカリ剤に使用。C餅糊(型、筒糊)の補強、防腐に効果がある。D絹、木綿等の精練剤。 

鶴巻き〔あげまき〕

@幕をたくし上げる飾りひも。A人絹、アクリルや本絹製で組まれ、緑、赤、紫、白などが多い。 B房とつり紐が別になっていて、組んであるもの。

浅葱(浅黄)〔あさぎ〕

@鮮明なブルーの一種。薄目の黄味のある青色。A葱の色から付けられた。B門幕の下部に多く使用される色。

〔あし〕

@色足、のり足、染め足、ぼかし足の総称で、淡色の場合に出やすい。A染料などが布上でにじみ出す方向へいく早さのこと。

足消し〔あしけし〕

@染め足が付く場合に染液や水のみで、もう一度刷毛引きをし、染め足を消すこと。Aはじめから染液を2、3回に分けて染色する場合もある。

足違い〔あしちがい〕

@多種類混合の染料の染着速度の違い。A染めむらの原因。B同じ染着速度の染料を組み合わせて染色すると、むらになるのを防止できる。C引染のときに注意。D糊材または染料分数剤などで調整することもできる。

足止め〔あしどめ〕

刷毛むらや切り込み(泣き出し)を防止するため、糊料や助剤を染液に入れ染着速度の調節をおこなうこと。

足糊〔あしのり〕

@足止めをおこなうために使用する糊材。A例としては反応染料に入れるアルギン糊、直接染料などにはふのりを用いることもある。

足早〔あしばや〕

染着速度の早いこと。A染着しやすい染料のこと。

亜硝酸ソーダ〔あしょうさんソーダ〕

ナフトール染料による染色の際に、ジアゾ化工程において重要な役割をする潮解性のある結晶体で、水溶液は加水分解して弱アルカリ性を呈し、酸類を加えれば亜硝酸が生じる。

亜仙〔あせん〕

@カテキュー、植物性茶色染料の一種。A黄味の強い茶色(黄土色に近い)。

アップリケ

@土台の布の上に別布を縫いつけるか、はりつけるかして模様を作る手芸、布置き刺しゅう。Aフチドリ刺しゅうのこと。

誂え物〔あつらえもの〕

@既製品でないもの。特別に注文されて製作される品物。A印染業界はほとんどが誂え物染色である。

アニリンソルト

@アニリン塩酸塩。酸化染料の一種。A塩素酸塩や重クロム酸塩での酸化により、緊牢な黒色染に使用。

灸り台(灸り車)〔あぶりだい(あぶりくサるま)〕

乾燥などに使用する手押し車、熱源は炭火またはプロパンガスなどが多い。

綾天竺く(9A)〔あやてんじく〕

@斜めの畝(うね)を織り出した木綿織物の総称。A用途は広い旗・幕・のれん・のぼりなど。

荒落とし〔あらおとし〕

@水洗の段階において、糊の上に付いた染料などを杓(しゃく)やプラシなど、または糊を水中でふり落とすこと。A汚染防止のため。

アルギン糊〔アルギンのり〕

@アルギン酸ナトリウム水溶液。Aアルカリに強くなせん糊、仕上糊用として反応染料などに使用。A水・温湯で溶かすが、はじめはうまく溶けず、時間の経過によりよく溶ける。

アルミ枠〔アルミわく〕

@アルミ製の型枠、主に染料なせん、顔料なせん用のスクリーン用の型枠、軽量化のためアルミ製。A木枠より型のひずみが少ない長所がある。

〔あわ〕

@防染糊中に生ずる気泡。A染料が入り込み不良の原因となる。 Bなせんのスキージング中に多く出て染不良を起こす。C消泡剤(シリコーン)を使用すると解消できることが多い。

安全旗〔あんぜんき〕

@建築現場、工事現場などに使用される旗。旗の中央に白地に緑十字がデザインされている。 A作業などの安全を作業貝に促す旗。B社旗と併揚することが多い。

(い)

石臼〔いしうす〕

@地入れのときに使用する豆汁を作るために、一昼夜水につけた大豆をすりつぶすのに使用した。 A現在は、ミキサーが使われている。

五巾〔いつはば〕

@織物の生地巾の呼称。A絹織物では、鯨尺で5尺(1m90cm)のもの。綿織物では150cm巾前後となる。

一本引き〔いっぽんぴき〕

@糊置作業の技法の一種。Aごく細い文字や家紋などの線の大きを一定にしたいときなどに先の丸い筒金を使用する。

糸入れ〔いといれ〕

@糊置用の型。 型紙を2枚彫り、その間に絹i糸をサンドイッチ状にはさみ込み、文字や柄がずり落ちないようにすること。A昔の小紋型などに多く使用された。

糸懸け〔いとがけ〕

型彫り後文字や柄が落ちないように絹糸で懸けること。

糸引き(糸引け)〔いとひき(いとひけ)〕

@スリップ。A緯糸の一部が、ひっかけたりひっぱられたりしてできる生地のきずの状態。

糸目〔いとめ〕

染色図案の中で染め分けるときの色と色との境界の細い線をいう。互いの染料が混り合わずにこの細い糸目によって鮮明な色彩を出すことができる。

糸目金〔いとめがね〕

@糊置用具。 A柄や紋等を糊置する際、最初に下絵の上をふちどりするときに使う筒紙の先金のこと。B主に真鍮製で二又の先食などもある(二本引き)。C鉄砲、平金(三分、五分、八分、一寸など)、合金などがある。

糸輪〔いとわ〕

@家紋の丸の太さの一種。A普通、紋の丸の太さは直径の10%程度であるが、糸輪のときは1%ぐらいである。

岩柴〔いわむらさき〕

@塩基性染料の一種で、美しい紫色を染色するのに用いる。A日光堅牢度は普通だが、水に弱い。メチール・バイオレットのこと。

インヂゴピュア

合成藍。天然藍のように不純物を含まないので、インヂゴピュアという名称がついた。そのために天然藍とは多少、色素を異にする。

(う)

後身(後身頃)〔うしろみ(うしろみごろ)〕

和服で、背中をおおう部分。

うたせ染〔うたせぞめ〕

防染糊を刷毛や筒で適度な量を塗付して、色液を浸み込ませたり、故意に防染を不十分にしたりして、味のある柄を作り上げる染法。

馬乗り〔うまのり〕

はんてんの仕立ての形式で両腰脇ににスリットが入った形のもの。

裏合わせ〔うらあわせ〕

両面染色する際、表側の糊置に合わせて裏側に糊置すること。

裏紺屋〔うらごおや〕

木綿を中心に扱う印染紺屋。

裏通り(裏透り)〔うらどおり〕

生地の裏側へ糊料、染料、薬品などが浸透すること。

裏回り〔うらまわl)〕

@糊置された模様内まで、染料液などが人り込み、模様を汚染してしまうこと。A泣き出し、泣き込み、切り込みともいう。

〔うるし〕

@中国産のウルシ科の落葉高木幹を傷つけたときに出る樹液で、塗料をつくるために栽培されている。A印染では、型紙の補強に用いる。

(え)

エクスラン

@ポリアクリルニトリル繊維の一つ。A双糸の平織布。B塩基性染料でイオン結合染色する。

江戸仕立て〔えどじたて〕

@関東仕立てのこと。A額のように四方とも縫う。B普通の仕立てより手間がかかるので上仕立てともいう(主にのれんをいう)。

江戸消防ばんてん〔えどしょうぼうばんてん〕

江戸時代イロハ四十八組に消火にあたらせた揃いのはんてん。太番手の綿布が使用されている。

江戸文字〔えどもじ〕

@日本で最初ともいえる装飾文字の総称。A徳川幕府の御家流が元となって町民の間でできあがったと思われる。B千社札、印ばんてん、のれんなどの文字に使用。寄席文字、勘亭流文字、相撲文字、籠字なども含む。

絵羽物〔えばもの〕

@仕立てあがった状態で、着物の紋様がつづいて合っているもの。A一般に、本振袖、中振袖、訪問着、絵羽織、留袖、色留袖、コートなどがこれに含まれる。

MSパウダー〔エムエスパウダー〕

反応染料の還元防止剤。

衿止め紋〔えりどめもん〕

@はんてんの衿首の部分の背の上中心の部分に入れる紋のこと。A関東では「ちりけ」とよばれることもある。

衿文字〔えりもじ〕

はんてんの衿の部分に入れる文字。

塩化第一錫〔えんかだいいちすず〕

@無色結晶。塩酸に錫を溶解して得られる有毒物で、塩酸含有の水およびアルコールに溶解し、水溶液は大気に接して徐徐にオキシ化合物となる。A色抜剤として使用。B硫化建染染料の防染剤としても使用される。

円切コンパス〔えんきりコンパス〕

型紙等を製作するときに、円を切り抜くために片方がナイフになったコンパス。

塩酸〔えんさん〕

@塩化水素の水溶液(HCl)。Aナフトール染料の溶解などに使用する。 

塩素堅牢度〔えんそけんろうど〕

塩素(Cl)ガスに対して、どの程度染色物の色の変化があるかの度合い。

(お)

追いかけもの(柄)〔おいかけもの〕

@袷旗の場合、旗の左側と右側のマークの向きおよび文字の向きが同じもの。 A紋様の中で上記同様に繰り返し柄が右、また左向に一定方向に向いた柄。(例)吉原つなぎ、環つなぎ、波の柄など。

応援団旗〔おうえんだんき〕

@各応援団が、応援団の結束のため使用。 A校章または社章などとその名称が入ったもの。B通常、Y巾三巾またそれ以上に大きなものが多い。 

横断幕〔おうだんまく〕

@道路を横断して張ったところから名づけられた幕の一つ。A最近では横方向に長い標語また標識、宣伝などの用途に用いられる幕。

大巾〔おおはば〕 

和服地では約70p、天竺木綿では生地巾で鯨2尺(約76 Cm)のものが多い。

オカデカシ

戸外で刷毛染すること。

屋外旗〔おくがいき〕

@主に屋外で使用する旗。A染色は、水堅牢度および、日光堅牢度のよい染料で染色する必要がある。木綿、合成繊維が多く、絹物は少ない。

屋内旗〔おくないき〕

主に屋内で 使用する旗のこと。

奥身、袵〔おくみ〕 

着物の前の左右ににあって、上は衿につづき下は褄に至る半巾の布。

おまん帛紗〔おまんふくさ〕

@万寿帛紗(富久紗)。A嫁入り、新築、出産などの慶事の際、内祝としてまんじゅうを送るときにその上に掛けるふくさのこと。B主に定紋や寿の文字を染抜または刺しゅうしたもの。 

表紺屋〔おもてこおや〕

@絹を扱う紺屋のこと。主に友禅着物。A絹を扱う印染屋。(反対語)裏紺屋 

親子トランク〔おやこトランク〕

@旗およぴ付属品を保存、運搬するための箱で、旗および付属品の箱が対になったもの。A高級な会旗、社旗、校旗などが一式入るようにした箱。

(か)

会旗〔かいき〕

 @各種団体、クラブなどの印とする旗。会のマークを中央にその下に会名などが入る。A材質は絹、木綿、アクリル、テトロンなど。 

楷書〔かいしょ〕

@漢字の書体の一つ。A隷書から転化したもの。B速く書くことができる行書、草書はくずし方がいろいろとあって読みづらいので、現在はほとんど印刷は楷書、また明朝体が多い。

かえる

生地上の色糊が蒸留中に適温以上の温度により発泡し濃淡ができること(動物のカエルの肌に似た模様になることからつけられたようである)。

加賀五彩〔かがごさい〕

加賀友禅彩色に用いられる基調(嚥脂、藍、黄土、草緑、古代紫)。

加賀染(加賀友禅染)〔かがぞめ(かがゆうぜんぞめ)〕

加賀地方の染色総称。

加賀紋〔かがもん〕 

加賀のれんなどに用いられる定紋のまわりに、加賀友禅模様を施した加賀独特の家紋。

かき金〔かきがね〕

@水洗で生地上の糊料を除去するのに使用する道具。 Aなせん台の糊をかき落とすのに使う。

額入れ〔がくいれ〕 

@額の中に人れる表彰旗、優勝旗等のこと。A塩瀬、羽二重などが使用され片面染色が多い。

角ゴジツク〔かくゴジック〕

肉太の活字書体のもので、文字端が角になっている。

角文字(角字)〔かくもじ(かくじ)〕

家紋などに使用される漢字を正方形になるようにデザイン化した特殊な文字。

楽屋暖簾〔がくやのれん〕

芸能人の楽屋の入り口に吊るのれん。

籠字〔かごじ〕

江戸文字の一種。

飾り糸〔かざりいと〕

風呂敷のまわりを縫う金や銀色の糸。

飾り房〔かざりふさ〕

旗の下に付ける飾りの房。

ガス退色〔ガスたいしょく〕

燃焼 したガスに含まれるイオン酸化物(SO2 の亜硫酸ガス)などにより色素が脱色すること。

型紙〔かたがみ〕

@和紙に渋を引いた染色用型紙。伊勢型紙。A最近は型紙として合成繊維紙が主流(クロスパターンなど)、印染では、ユポ(合成フィルムラミネート紙)などを使うことが多い。

型下(版下)〔かたした(はんした)〕

@型を製作するための原版となる紙書きと、写真製版のときに用いるポジフィルム。Aフィルムポジ以前の写真植字したロゴなども含む。

型ずれ(かたずれ) 

@型を置く場合に柄、文字などの位置が正しく置けない状態。A型自身が荒れてくずれている状態。

片面〔かためん〕

糊置や染色を生地の一方の表面だけに加工したもの。A袷物や璧掛けなどを片面物という。 

型枠〔かたわく〕

糊置作業やなせん作業に使用する型紙を取り付けるための木枠やアルミ枠のこと。

カチン染〔カチンぞめ〕

@松煙墨をアルコールでねり、生地上に豆汁で同着させる染法。A墨色の染の総称となっている。

葛城〔かつらぎ〕

厚地、綾織のもめん織物。糸番手により種類がいくつかある。

門幕〔かどまく〕

@個人の家の祝事などに使用される幕。A社、寺の門前幕は別名寺幕または神社幕、社寺幕、奉納幕とよばれている。

会旗〔かいき〕

@各種団体、クラブなどの印とする旗。会のマークを中央にその下に会名などが入る。A材質は絹、木綿、アクリル、テトロンなど。  

楷書〔かいしょ〕 

@漢字の書体の一つ。A隷書から転化したもの。B速く書くことができる行書、草書はくずし方がいろいろとあって読みづらいので、現在はほとんど印刷は楷書、また明朝体が多い。

かえる

生地上の色糊が蒸留中に適温以上の温度により発泡し濃淡ができること(動物のカエルの肌に似た模様になることからつけられたようである)。

加賀五彩〔かがごさい〕

加賀友禅彩色に用いられる基調(臙脂、藍、黄土、草緑、古代紫)。

加賀染(加賀友禅染)〔かがぞめ(かがゆうぜんぞめ)〕

加賀地方の染色総称。

加賀紋〔かがもん〕 

加賀のれんなどに用いられる定紋のまわりに、加賀友禅模様を施した加賀独特の家紋。

かき金〔かきがね〕

@水洗で生地上の糊料を除去するのに使用する道具。 Aなせん台の糊をかき落とすのに使う。

額入れ〔がくいれ〕

@額の中に人れる表彰旗、優勝旗等のこと。A塩瀬、羽二重などが使用され片面染色が多い。

角ゴジツク〔かくゴジック〕

肉太の活字書体のもので、文字端が角になっている。

角文字(角字)〔かくもじ(かくじ)〕

家紋などに使用される漢字を正方形になるようにデザイン化した特殊な文字。

楽屋暖簾〔がくやのれん〕

芸能人の楽屋の入り口に吊るのれん。

籠字〔かごじ〕

江戸文字の一種。

飾り糸〔かざりいと〕

風呂敷のまわりを縫う金や銀色の糸。

飾り房〔かざりふさ〕

旗の下に付ける飾りの房。

ガス退色〔ガスたいしょく〕

燃焼 したガスに含まれるイオン酸化物(SO2 の亜硫酸ガス)などにより色素が脱色すること。

型紙〔かたがみ〕

@和紙に渋を引いた染色用型紙。伊勢型紙。A最近は型紙として合成繊維紙が主流(クロスパターンなど)、印染では、ユポ(合成フィルムラミネート紙)などを使うことが多い。

型下(版下)〔かたした(はんした)〕

@型を製作するための原版となる紙書きと、写真製版のときに用いるポジフィルム。Aフィルムポジ以前の写真植字したロゴなども含む。

型ずれ(かたずれ) 

@型を置く場合に柄、文字などの位置が正しく置けない状態。A型自身が荒れてくずれている状態。

片面〔かためん〕

糊置や染色を生地の一方の表面だけに加工したもの。A袷物や璧掛けなどを片面物という。 

型枠〔かたわく〕

糊置作業やなせん作業に使用する型紙を取り付けるための木枠やアルミ枠のこと。

カチン染〔カチンぞめ〕

@松煙墨をアルコールでねり、生地上に豆汁で同着させる染法。A墨色の染の総称となっている。

葛城〔かつらぎ〕

厚地、綾織のもめん織物。糸番手により種類がいくつかある。

門幕〔かどまく〕

@個人の家の祝事などに使用される幕。A社、寺の門前幕は別名寺幕または神社幕、社寺幕、奉納幕とよばれている。

金巾2002番〔かねきん2002ばん〕

@かなきん、天竺木綿より糸が細く、30番手綿糸以上の糸で平織した布。Aキャラコは精練後に、のり付加工で増量感をもたせた織物。B2002番(大巾、75p)、 2003番(Y巾、91.5p)、2004番(三巾、 108p)、と織物の巾により種類がある。

曲尺〔かねじゃく〕

 1尺は鯨尺の 8寸にあたり、1尺は30.3p、印染の世界ではのれん、奉納幕などの、寸法を表すときに使用される。半間約90p、1間約 1m81p。

壁掛け〔かべかけ〕

@会場の壁などに掛ける旗などの総称。A別名、タペストリー。工芸品にしたり、日除けに使ったりする。最近のロールブラインドなどもこの範囲に入る。

紙下書〔かみしたがき〕

@染色前の下絵を紙に書いたもの。A型彫りの前段階に用いるものと、縮尺図で全体の感じも見るためのものと2種類ある。

甕のぞき〔かめのぞき〕

ごく薄い水色で藍染めの用語をさす。藍のかめをのぞいたぐらいの短時間での浅い色のこと

亀房〔かめふさ〕

ふくさの四方に付ける亀の型に、金糸で組み上げた房のこと。

カヤシオン染料〔カヤシオンせんりょう〕

反応染料の一種類i。日本化薬の商品の反応染料の冠称。

枯し〔からし〕

@色止め法の一種 A枯し箱の中で染布をおがくずでいぶし摩擦堅牢度や色の濃さを増す方法。

からみ織紗〔からみおりしゃ〕

@型ずれのおこりにくいように経糸、緯糸のからんだ状態の紗。Aスクリーン型のとくに圧力のかかるもの、荒い目の紗には必要。

カリクロム明礬〔カリクロムみょうばん〕

@KCr(SO4)2 12H20。 A水の浄化剤、媒染剤として使用。Bクロム媒染染法で、繊維の染色の媒染をするとき使用。

かわ色〔かわいろ〕

直接染料のダークグリーンで出せる色の名の一種。

乾燥蒸し(乾蒸し)〔かんそうむし(からむし)〕

染色された生地を蒸しにかける際にじゅうぶん乾燥した状態にしてする蒸しのこと。(反対語)濡れ蒸し、しめり取りをした蒸し。

染色された生地を蒸しにかける際にじゅうぶん乾燥した状態にしてする蒸しのこと。(反対語)濡れ蒸し、しめり取りをした蒸し。

勘亭流〔かんていりゆう〕

歌舞伎の看板などに使用される特殊な文字体で、 江戸時代に作られた筆書の字体。文字間のすき問が少なく客席がつまるようにとの趣旨からくる。江戸文宇の一種。

(き)

菊座〔きくざ〕

@横棒に取り付ける菊の形に切ったハトメ金具。A素材はプリキ、または真鍮板をプレス加工したもの。

旗章(徽章)〔きしょう)

@旗の総称。A旗は存在、起源、所有、思節、 栄光、信念、抱負、組織、地位、敬意、 侮辱の念、警告、激励、威嚇、約束などを揚げることにより表現する。

生平[きぴら〕

@麻布の一種。A イチビ(彦根市高宮の産)の繊維で織っ た粗い麻布をこうよんたが、現在では麻織物を総称している。Bのれん地、衣服 地として使用する。

行書〔ぎょうしょ〕

@漢字の書体の一つで、楷書体を少しくずした字体。 草書に続いてできた。書体は隷書体の画 を少し省略したもの。A楷書体と草書体の中間。

切り込む〔きりこむ〕

@糊で防染した部分を染めた後、糊の乾きや地入れ等の失敗により、防染部分に染料が入り 込む状態。A泣きが入る、出た、との表現かある。

木粋〔きわく〕

→型粋

金皮〔きんかわ〕

@旗の側端部上下の角に取り付ける。Aビニールレザー、 本皮で表面か金色に加工してある。B三角形にして、中心に菊座を取り付け、紐、 房などを結ぴ付ける。

金球〔きんきゆう〕

@旗棒の先端に取り付ける球。A真鍮板に金メッキされ たもの。扁平球もある。B最近はプラスチックが主に使われている。

銀糸〔ぎんし〕

銀箔を糸に巻いて撚りをかけ、つくろってある。

銀ばる〔ぎんばる〕

きんきらともいう。生地に染料を染着ざせる際、染料が過飽和状態になり、生地の表面が銀色 または金色に反射することをいう。

(く)

くいしばり 

灰のりの灰がききすぎて固まってしまうこと

鯨幕〔くじらまく〕

上部半分が白地に黒紋、下部半分が青や紺地に染まっているところから、鯨幕という名が付い たといわれている。

抉り〔くじり〕

@金属製のスプー ンまたはシャモジ。A筒引きあるいは糊 置後、裏から水を引きこれでこする。最近は包丁を使うことが多い。

組合旗[くみあいき〕

@各組合の団結の印としての旗。A赤色の地色が多 く、旗には組合のマーク、名称、スロー ガンなどが印されており、団結のしるしの意義があり、旗の基本意義の一つといえる。

クラプ旗〔グラブき〕

各クラプ(老 人クラフ・スポーツクラプ)、同好会な どのグループの印となる旗を、総称してクラブ旗といい、社旗、校旗等と区別する。

グリエシン

染料溶解液。同等品にいろいろと数が多いが、アクりル染料 溶解などに溶解力が大きいのでよく使われる。

クリスタルガム 

@結晶粉末で、 化繊用なせん糊、高熱に耐える寒梅粉の代わりとして用いられるが、容易にはがれる。A分散染料の糊料として、テトロンのなせん用に使用する。

軍艦旗〔ぐんかんき〕

@もと海軍 軍艦が、艦尾に掲揚した旗。A16条の旭日旗。B2:3の比の長方形て、円の部分が左側へ寄っている。

(け)

毛跡〔けあと〕

@刷毛の毛が抜けて、生地上に残り、染め跡が着くこと。 A毛が染色中の生地上のときは生地が乾燥するまでに、取り除く必要がある。

蛍光剤(蛍光染料) 〔けいこうざい (けいこうせんりょう)〕

@より白く見せるための染料。糊に入れたり浸染したりする。A木綿用、絹用、ウール、ア クリル、ポリエステルなど各繊維に応じて種々ある。

敬弔旗〔けいちょうき〕

@告別式などに、敬弔の意で立てる旗のこと。 A白色と黒色との色の構成で製作される。

袈裟〔けさ〕

@憎侶が左肩から右下へ衣の上に掛ける長方形の布のこと。 A半袈裟・輪袈裟などがある。

毛まい〔けまい〕

@獅子舞のおおいの柄で、うず巻き状の柄のこと。獅子毛ともいう。A毛まり、毛たぼ(岐阜)と いう地方もある。

毛輪〔けわ〕

丸の太さは、太輪、 中輪、細輪、毛輪などの種類。もっとも細く、髪の毛ぐらいの太さしかないので毛輪という。

懸垂幕〔けんすいまく〕

たてに長 くビルの側面などに吊り、文字などを標示する幕。

けんたい

@獅子舞衣裳の一つで 前掛けの一種。A刺しゆうや押し絵をほ どこしたもの。

(こ)

鯉のロ〔こいのくち〕

はんてんな どの袖の形の名称で、鯉の口のように台 形になったもの。鯉口ともいう。

校旗〔こうき〕

学校のしるしの旗で、校章、学校名が記入され、シンボルカラーなどで染められている。

豆入れ〔こいれ〕

ご汁を刷毛で塗布乾燥すること。→豆汁

紅白幕〔こうはくまく〕

@主に紅(赤)と白の縦縞になった幕。A祝事や催事などに使用される。

郡山染〔こおりやまぞめ〕

豆汁液や紅がら、墨、渋液などを使った染色方法の一つ。紅がら染(豆汁茶染)ともい う。

五脚〔ごきやく〕

優勝旗やのぼり などを立てるときに使用する、三脚台に 補助の足が付いたもの。

豆汁〔ごじゅう(ごじる)〕

@下染(地入れ)液の一種。A大豆をすりつぶして、布ごししてつくる。B顕色、防染作用があり染色堅牢度を増す。色の濃さ、増量、色のかさを増す(植物タンパク性の樹脂)。

越す〔こす〕

防染糊がうすく、上から染料のさす状態。これを利用して、うたせ染がある。

古代金房(松葉房)〔こだいかねふさ(まつぱぼう)〕

引返ふくさに取り付けられる房で、すべてが金糸でつくられ た房。

古代房〔こだいふさ〕

引返ふくさに取り付けられる房で、上のほうが花の型になった労。

琴油単〔ことゆたん〕

@不使用時の琴に掛けておく袋状の覆い。A定紋、名前、柄などをあしらい、装飾としても用いられる。

琥珀織〔こはくおり〕

@一種の絹織物。A平織で”ななこ”に似た織目があり、天和(テンナ)年間西陣ではじめて織り出されたといわれる。B琥珀は樹脂の化石で黄を帯びた蜂蜜色をしている。

小旗〔こばた〕

手旗、番号旗などの小さな旗。最大寸法は45×60cmぐらいまでをいう。

こまづかい

@刺しゅうの方法の一つ。A刺しゅう糸を等間隔で止めていく手段。

子持ち引き〔こもちぴき〕

宮のぼ りやはんてんなどに付けられる2本線状の模様で、上部の巾が広く下部はせまい。

五郎丸〔ごろうまる〕

@麻織物布地の一つ。Aのれん用布地。B神宮、装束用としても用いられる。

(さ)

竿仕立て〔さおじたて〕

竿通し仕立てもいい、竿の通るところを袋にした仕立てのこと。

竿通し〔さおとおし〕

@竿を通す輪のこと。Aのれんなどに、チチを付けずに生地の上部を輪にして、そこへ竿を通すこと。B旗、のれんに多い。

逆輪〔さかわ〕

@旗棒の先端に取り付け、旗を結び付ける金具。A先端上部に、旗頭の取り付け用ネジ穴があるが、その部分に、三方剣や菱剣などの旗頭が付く。

さく糊〔さくのり〕

@糠を主原料に作られているので粘りがなく型糊置に適する。A主原料としては、みじん米糠 を使用し、次に精米粉(上白ヌカ、中白ヌカ)を用いる。

差し色〔さしいろ〕

@染料がさめてから、小刷毛に染料を含ませ、容器の縁で穂先をしごいて余分の染料を取り、下絵に計画した色にしたがって色を差していくこと。A小さな面横の部分を色付すること。

差し変え〔さしかえ〕

柄、文字などの大部分が同じであり、一部分が変わること。地名・氏名などが多い。

真田(真田紐、金真田)〔さなだ〕

@旗の付属品で、放の周囲につける糸製のフレンジの一部。A耳(生地)を補強するためと飾りの意で使用する。

さらいベラ

糊置筒こ残っている糊を、きれいに除去するための道具で、竹ベラのこと。

晒粉〔さらしこ〕

塩素系酸化漂白剤。その溶解は空気中の炭酸ガスの作用によって次亜塩素酸を生じこれが塩素を放出して繊維中の色素を酸化分解して漂白する。

サロン前掛け〔サロンまえかけ〕

@家庭内で使用される前あて。Aいろいろなデザインのものが数多くあり、現在の流行商品の一つ。

酸がえし〔さんがえし〕

@酸化剤によって繊維上で発色し固着させること。 A酸化染料、可溶性バット染料、硫化染  料、スレン染料、建染染料に用いる。

三角旗〔さんかくき〕

@布・紙などで造る細長い三角形をした旗。A軍艦旗、校章旗、スポーツ競技の優勝旗など。 B観光地の記念品として販売されるのはペナントとよばれる。

三脚〔さんきゃく〕

優勝旗やのぼりなどをたてるときに使用する金属製の三本足のもの。→五脚。

三色旗〔さんしょくき〕

@三色に染め分けた旗。A三色旗は万国旗の中にも数多くあるが、一般に自由・平等・博愛のフランス革命の理想を表すフランス共和国の国旗をいう。トリコロールともいう。

酸性含金染料〔さんせいがんきんせんりょう〕

@酸性染料の一種。A金属塩を含んだ酸性染料で、色相はやや劣るが日光堅牢度は大変すぐれている。

酸性染料〔さんせいせんりょう〕

@絹・毛・ナイロンなどに酸性浴で染まり、木綿には使用しない。A高級酸性染料で、ナイロンや堅牢度を要求される絹の染色に用いられる。

三品改良〔さんぴんかいりょう〕

@3種類(亜鉛、亜硫酸、酢酸)の薬品でつくる色抜き剤。A還元漂白で呉服物の酸性染料によく用いられる。

三方剣〔さんぽうけん〕

@三角すい形の旗頭で旗棒の先端に取り付ける。 A竿頭飾り金具。

三方正面〔さんぽうしょうめん〕

@旗頭の一つ。A三面にマークなどが入った部分が貼り合わせられたもの。B正三角形の旗頭ではなく、内側へ入り込んだ円面三角形で構成されている。C竿頭飾り金具。

サンフォライズ加工〔サンフォライズかこう〕

主として綿織物におこなう機械的防縮法の一つ。

(し)

C・M・C〔シー・エム・シー〕

カルポキシ・ミチル・セルロースの略語。糊料として用いられる。

CBポプリン〔シービイポプリン〕

ポプリンの変種で、Gポプリンより粗くみえる。

Gポプリン〔ジーポプリン〕

ポプリンの変種で、ポプリンより厚手の生地(糸番手が太い)。

地入れ〔じいれ〕

防染糊を施した生地に引染をおこなう準備にふのり、豆汁などの刷毛引きをする作業。

仕入品〔しいれひん〕

特別に売れ先は決まっておらず、客が注文するまで存在品として残し、暫時、売り切ってしまうもの。(反対語)眺え品

ジェットバーナー

@燃料に灯油を使用した乾燥機械。A下に車が付き、移動可能。B熱エネルギーをファンで対流させるので、広い場所も短時間に温度を上けられる。

塩気〔しおけ〕

@糊料中の助剤としての塩が、生地上の糊置模様のふちに出てくることを、塩気か出るという。Aそれにより染料の生地への浸透圧が低下し、染料の染着か妨害ざれることかある。

市旗〔しき〕

@各市のマーク、名称の入った旗。A各種催し物に便用したり、公共施設の建築物に掲揚したりする。

試験布〔しけんふ〕

@主に色を合わすときに用いられる。A染めたい生地と同じ生地を便い、染料液または印捺糊を試験布に少し塗り、現反と同様の条件の下で乾燥し蒸しをして色をみること。

シゴキ輪〔しごきわ〕

広い生地上の部分を平均に糊をしごく竹の輸。

獅手毛〔ししけ〕

@毛舞い(けまい)ともいう。A獅子舞いに多い柄の一種で、禍巻き状の柄のこと。Bはんてんなどの柄に多く便用される。

獅子舞油単〔ししまいゆたん〕

@獅子頭の胴の、主に麻布製の縫い合わせた覆い。A覆いの柄は唐草模様やぼたん唐草の絵模様などを入れて染め上げる。ししかやともいう。

下絵型〔したえがた〕

@紋や文字などの下描きをした渋紙に、彫刻刀などで柄の部分のつりの部分を残し切り抜いた型紙(小刷毛で生地上に青花などで色を刷り付ける)。A下描きをした渋紙に、柄の部分を針でつき、柄に穴をあけて作る型紙(木炭の粉、タルクなどで刷り付る)。

下絵台〔したえだい〕

@木材で作った机の四角の枠に桟を付け、その上にガラス板を乗せて、下から照明を当てられるようにした机。A製版、製図のライトテープル。

下張り〔したばり〕

白生地をいろいろな染加工する場合、生地の縮みやしわを伸はして、正確な生地巾や長さに直すために下張りをする。蒸気を当てたり、水に浸した生地を板に張ったりする。

七宝塗棒〔しっぼうぬっばう〕

@旗棒の一種で、旗棒に七宝塗がほどこされて、高級旗用に使用される。A木の材質は、よく乾燥された樫の木を便用する。

自動車油単〔じどうしゃゆたん〕

婚礼家具の配達や荷納めのとき(家具店、運送業者)自動車の周りに巻く。祝い事なので、柄は鶴・亀・松竹梅・家紋を主に入れる。

しのぶ竹〔しのぷたけ〕

竹の一種で、幹が細くあまり大きくならない竹でのれんなどを吊るときに使用される。

しばき

プリントの型離れの際に、なせん糊が霧状になって、柄以外のところまで細かいピンホールのような点々が付着する。

シパクロン染料〔シバクロンせんりょう〕

@反応染料の一種。A綿、セルローズ繊維の染色に使用ざれる。

地張り〔じばり〕

捺染や型糊の時など生地が動かないように板に糊などで固定すること。

シヤークスキン

@綿の生地の一種で、印染でははんてんの生地としての使用が多い。A経糸、緯糸とも3本ずつ少し撚りがかかった平織の生地てある。 B言葉の意味は、魚のサメの肌のように、ざらっとしていることから名付けられた。

社旗〔しゃき〕

@会社のマーク・社名を入れた旗で、社内の事業などに使用する。A屋上旗として、単物の社旗をポールに掲ける。

社名族〔しゃめいき〕

@神社、結社、会社などの名の入った旗。A集会・行進などに使われたり褐揚したり存在を示したり、あるいは装飾などに用いる。

童敷〔しゆうしき]

@重箱の下に敷くもの。A広ふくさ状のもので、表に家紋を印す。Bふくさと違って中に芯が入らず、房をつけないもの。

樹脂やけ〔じゆしやけ〕

染色の際、樹脂系の薬品て色止めしたことにより、地色または白場が変色すること。

酒石酸〔しゅせきさん〕

@無色透明の結晶、または粉未で水に溶けやすくクロムの含金除去に用いられ、三度黒抜染では熱水作業をおこなった後、還元剤で抜染する。Aカチオン染料の酸性維持剤としても使われる。

松煙墨〔しょうえんぼく〕

@松を燃やして得たすす。A粉未をニカワで練った物を乾燥し、再度砕いて豆汁で固着する。

正紺〔しょうこん〕

あい草から摘出される紺色。

シルクスクリーン

@本来はスクリーン型の紗のことたが、現在はその型を使った染法、印刷法をいう。B印染業界では、顔料なせんのことをさす。

シルケツト加工

 @主に綿糸や綿布などを、水酸化ナトリウムの中て緊張を加えて処理すること。Aシルケット加工により綿や麻か絹様の光沢を持ち、吸湿性染色性試薬の反応性か増加する。

印染〔しるしぞめ〕

目じるしを付けた旗などを染め上けることで、染色、技法はさまざまて現在も多様化され、われわれの業界の総称となっている。

印半纏(祥天)〔しるしばんてん〕

はんてんに紋や屋号、名前などを染め抜いたもの。

シルック

@ポリエステル糸で、絹により近い風合いを求めて開発ざれた糸。A東レが開発した異形断面糸を使用。

シルパール

ポリエステル糸を使用して、絹に近い風合いを求めて開発ざれた糸。

白上げ(白揚り)〔しろあげ(しろあがり)〕

模様部分を白のまま残し、先に地色を染め上げる染物のこと。

白地〔しろじ〕

@国旗「日の丸の白の部分。A一般に生なりの色、すなわち染色ざれていない部分をいう。

白抜き〔しろぬき〕

決められた場所を自く残して地色を染めること。

白糊〔しろのり〕

@友禅染などに用いる糊の一つ。A糊折れかしないように、常に適当な湿り気を保たせるもの。

伸子〔しんし〕

@生地の巾を出すために便用する染色の小道具。A主に竹を使用し伝統的な染色加工には欠かせない小道具。B両方の先端に針をつけたもので、最近ではグラスファイバーのものも出回っている。

伸手目〔しんしめ〕

生地に仲子の針の穴跡が残ったり、伸子の先の部分の染色跡がついたりすること。

神社幟〔じんじゃのぼり〕

 @神社などの祭礼のときに立てられるのぼり。 A紋、紋様、神社名、年号、奉納者などが印される。

伸縮棒〔しんしゅくぼう〕

@旗の棒で仲縮する金属製の物(三段、四段になっている)。A旅行用の手旗などに使用す る。

陣羽織〔じんばおり〕

室町時代頃から武士が陣中で着た羽織。鎧・具足の上に着た羽織で袖無しに仕立てた。

新橋〔しんばし〕

@色の呼名の一つ。Aきれいな水色(ターコイズブルー)。 芯棒〔しんぼう〕 @木や紙でできている丸い棒。A生地・反物などを、巻き整理しておくもの。 神名旗(幟)〔じんめいき(のぼり)〕神様の名称紋章などを染め抜いた旗で祭事などの際、境内などに立てる。

(す)   

素穴〔すあな〕

糊置の際、糸目の中の糊伏せと糸目糊との間が開くこと。その間に染料液等が入り込むので、素穴を開けないように糊伏せをおこなう。

水洗機〔すいせんき〕

@染色後の水洗機械で、ウインスに似たもの。A印染にはドラム型反転水洗機が多いが、最近では、コンピュータ制御の全自動で脱水処理までができるものがある。

スイブル・フック

旗の吊り下げ に使われる金具のこと。

スキージ

@スクリーンなせんにおけるなせん糊の印捺用具。Aドクターともいい、ヒノキまたは米松の間にゴム板をはさみ、これを、ネジクギで固定したもの。Bスケージともいう。

すくも

藍の葉をねかせて発酵させたもの。

裾柄〔すそがら〕

はんてんなどの 裾に入れる柄のこと。

頭陀袋〔ずだぶくろ〕

@僧侶が物を入れる袋で首から前にかける。A色は黒色で、寺院名または修行の語意が白抜で入ったもの。

捨て刷り〔すてずり〕

型を使用し、商品になる物に直接刷らず、ためしに別の物に刷ってみて、型または染色台などに糊料などをなじませ、両面糊置き、また両面染めができるようにすること。

相撲文字〔すもうもじ〕

@江戸文字の一つ。A相撲の番付などに便用する。

摺り込み〔すりこみ〕

@柄、紋、文字などを、形紙を使って生地に染め込む技法。A丸バケに、染料・顔料等を含ませ型の上より丸を描くように摺り込んで、柄を染め込む。

(せ)

精米粉〔せいまいこ〕

米を粉末状に加工したもので、糊の原材料とする。

せきだし

筒引きの際、防染糊を文字やマークなどの線の外側に置くこと。

石灰〔せっかい〕

@石灰、消石灰の総称。セメント、肥料、消毒剤用。A 印染では防染糊の調整に使用する。

せっかい棒〔せっかいぼう〕

@摺鉢で煮糊をかきまぜるときに使う棒のこと。A水に強い堅木を削って作る。

ゼッケン

番号や所属チーム名などが入った布製のもので、スポーツ競技または団体行動の際に、身体の前後に着け使用するもの。

背紋下り〔せもんさがり〕

@はん てんの場合、衿の下約3cmから6cmの位置をいう。A衿(衿留)から背紋の位置までの寸法のこと。

背割れ〔せわれ〕

@はんてんなどの背の中心で、生地を継ぐことをいい、柄や紋などが割られること。A最近では広巾のまま、背割なしの物が多い。

千段巻捧〔せんだんまきぼう〕

旗棒の種類で、樫製で表面が黒うるし塗りで螺旋に巻いてあるところから千段巻という。

宣伝幟〔せんでんのぼり〕

@商店などに掲げるのぼりで「大売出し」などの広告が入ったもの。A最近は、顔科なせんが主流になっている。普段かけるのれんのこと。通常木綿や肺が多い。 

(そ)

草書〔そうしょ〕

@行書をさらにくずし点画を省略したもの。Aこの省略や筆順の変化で、合理的に早く描けるのが特徴。B日本では、かな文字の源である。

袖幕〔そでまく〕

舞台の左右の端に上部から吊り下げられた幕のこと。

外暖簾〔そとのれん〕

住宅の中で普段かけるのれんのこと。通常木綿や麻が多い。

粗布〔そふ〕

平織で太番手の糸を使用し、粗く織り上げた織物の総称。(例)10番粗布、綿バンテンも粗布の一種。

算盤珠〔そろばんだま〕

@そろばんの玉を取り入れた模様で、はんてんの腰柄や帯などに使われる。A江戸中期から明治初期にできたと思われる。

(た)

大会旗〔たいかいき〕

@各競技会などの催しに使用する旗のこと。A大会のスローガンを示すため、シンボルマークや、語意の文字を入れた旗を意味する。

大清し〔だいきよし〕

ふきんの大きいもので、仕出し屋や料理屋などで調理したものを運ぶ箱や岡持にかけた布で、 “大清しと白抜で染めたもの。

台付帛紗〔だいつきふくさ〕

金封などを包むのに用いられる1尺(35cm)角ぐらいのふくさで、表の隅に定紋や名前を入れ裏に白い薄布を縫い合わせたもの。

大砲〔たいほう〕

糊伏せの際に使用する筒紙の大きさをいう。一鉄砲、糸目筒、平筒

大名幕(陣幕)〔だいみょうまく(じんまく)〕

幕は戦陣にかぎらず武家、公家とも用いたが、陣中に張るものをとくに陣幕といった。大名出陣に当たっては室内でも幕を張り、また野営地でも張りめぐらして囲いとした。

タオル

@布の両面または片面にわなを出した織物。Aタオル他の手ぬぐい、西洋手ぬぐい。

卓上旗〔たくじょうき〕

@小さい旗で、外国旗や社旗、各グループの所属名および柄が入っているもの。A紐で卓上旗台に吊り下げるもの。

タツサーブロード

@たて糸に40 番手級の細糸を密にして、よこ糸を20番手級の太糸を双糸にして粗く織り上げた横うねが特徴の織物。A印染では、はんてん、のれん、大漁旗など広く利用されている。

だて

注染・晒加工の自然乾燥用につくられた櫓。

建染染料〔たてぞめせんりょう〕

@還元剤によって水に溶解し(この状態を建てるという)、繊維に吸収されてから空気によって酸化して発色したり薬品酸化されて発色する染料。A木綿の染色に使われる。

立旗(垂れ旗)〔たてばた(たれはた)〕

上部の棒より房で吊り下げて使用する旗。

立太文字〔たてぶともじ〕

明朝体を強調したデザインした縦線が太い文字。

だら掛け(だて干し)〔だらがけ(だてほし)〕

染色した布を乾燥する場合に生地をひっぱらずに垂直にぶら下げ乾燥する方法。

垂れ幕〔たれまく〕

@ビル、家屋などの上から垂れ下げた幕。懸垂幕(けんすいまく)ともいう。Aデパート、商店の売出し、交通安全などの呼びかけなどに使われる。

丹殻〔たんから〕

@オヒルギ(紅樹)の樹皮からとった染料。A樹皮のせんじ汁に綿布、絹布をひたして後石灰水を通じると赤茶色に染まる。B煎汁にて藍下染にも使用する。

炭酸ソーダ〔たんさんソーダ〕

炭酸ナトリウム(ソーダー、灰)Na2CO3。

タンス油単〔タンスゆたん〕

@タンスに掛けておく袋状の布のこと。 Aタンスの前面の生地に家紋が入っているものが多い。

たんぱん

@硫酸銅(Cu.SO4)。 Aアニリン黒染の酸化助成剤などに使用。 B直接染料の中で、色止として使うこともあった。

(ち)

〔ちち

@犬の乳首が行儀よく一列にならんでいることからこの名が付いたとされる。チともいう。Aのれん、のぼり、幕に付けて、竿を通したり紐を通して吊り下げる。最近のぼりには、織物テープを付ける。

乳布〔ちちぎれ(ちぎれ)〕

@のれんや幕などに付けるちちの布のこと。A ちちぎれはのれん本体に付ける物と同じ であるから同時に染めることが多い。

チチ仕立〔ちちしたて〕

のれんや幕などちちを付けて仕立てること。

千鳥掛〔ちどりがけ〕

糸を斜めにまじえてかがること。

千鳥柄〔ちどりがら〕

引幕、屋台幕、テーブル掛けなどによく用いられる鳥の柄のこと。

中形〔ちゅうがた〕

@ゆかたの別名、中くらいの大ききの模様を型染めして用いたところから、この名称ができた。 A型紙なせんによって作るゆかたを、とくに長板中形という。

注染〔ちゅうせん〕

@染料を注いで染める技法。A手ぬぐい、ゆかたの染色に使用することが多い。

中巾〔ちゅうはば〕

布の大巾と小 巾の中間にある巾。普通1尺2、3寸〜 1尺5寸ぐらい。(約45cm)

中平〔ちゅうびら〕

糊伏せに使用する筒金の一種で、先端が平たくなっているもの。

中輪〔ちゅうわ〕

紋の丸の太さの 一種。紋直径の20分の1。

町旗〔ちょうき〕

各町のマークおよび名称の入った旗。町内の催事などに使用する旗。

弔旗〔ちょうき〕

葬式、告別式などに式場の門口に飾る旗で、主として長流、果フナドリ白地の中は黒文字。

長流〔ちょうりゅう〕

立旗、垂旗ともいい、縦長の旗のこと。たて書きの文字などが入り古典的な印象がする。

直接染料〔ちょくせつせんりょう〕

合成染料の一種。木綿その他のセルロース繊維、絹、羊毛などに直接染まる染料。

散のり(散糊)〔ちりのり〕

糊防染の加工過程の中で余計なところに糊をつけること。型置きおよび筒引きの工程の中で目的の印以外の処に糊を落とし、汚すことをいう。

(つ)

対物〔ついもの〕

@二つで1組となす物。A主に神社のぼり、武者のぼり、大漁のぼりなどを一対で使用する物。

筒紙〔つつがみ(筒皮)〕

@糊置きに使用する。A美濃紙を円錐形に巻き柿渋で塗り固めたもの。

筒引き〔つつびき(筒描)〕

防染糊 を筒紙で印捺すること。

潰し〔つぶし〕

外側の線(糸目)の渕をぬり潰し、染め刷毛が、柄の外側を汚さないようにすること。伏せ糊、糊伏せともいう。

つぷし金〔つぶしがね〕

@筒紙の先端に付ける金具。A糸目用や伏せ糊用などの種類がある。つぶしの時に利用する金の筒先のこと。B台金、先金、筒金ともいう。

潰し糊〔つぶしのり〕

糊置作業の一部で大きな文字柄などの周囲を糸目糊を置いた後、その中をぬりつぶす作業用の糊材で、糸目用より糠が多く、ねばり気が少ない。

つら出し〔つらだし〕

糊の上から色が差しこむこと。

吊り〔つり(つなぎ)〕

@型紙製作で、柄や文字を接続するもの。文字や柄の模様の中に島が残る時゙そり゜でその島を残す。B沖縄県の紅型(ビンガタ)の模様がこのようになっている。

つり房〔つりふさ〕

長流を旗棒に吊るすとき、旗両横に付ける房のこと。

(て)

T.C.〔ティーシー〕

テトロンとコットンの混紡布。

テーブルセンター

@机の上に敷く布。A先染の織物も多いが、後染の柄物、多色物も多くある。

デグロリン

白色の粉末で、水に溶けないが薄い酸液に溶け強い還元力を示す。水に安定で手なせんにも使用され貯蔵も長くでき、三品改良抜染別に混合して使用される。

デザインナイフ

@型紙のシプ紙ニス紙などを彫るときに使用。Aカッティングナイフともいう。

手旗〔てばた〕

@手に持つ小さい旗。A一般に、縦40cm、横60cmまでの寸法の旗をいう。

デバベラ

@糊置をおこなう際に使用するへラ(スキージ)の一種で、形が出刃包丁に似ているところからいう。 A主として注染の糊置また型付の糊置工 程で使用されている。

手帛紗(手富久紗)〔てぶくさ〕

@小巾角の大きさで、月謝や香典などの 金封を包む布製のもの。A紋および名前が入り、紫色などが多い。

でぽ

@藍を建てた液の一番濃い色のこと。A最大濃度をいう。

手帚〔てばうき〕

@稲の穂や棕櫚 (しゅろ)の葉で作ったほうき。A糊置後に、糊中の気泡が表面に現われるが、それを掃いて気泡を消す際に使用。

寺幕〔てらまく〕

@社寺の玄関、 門構えなどに吊るす幕。A社寺の紋、年号、奉納者名などが染め抜かれ、中心部分が房でしぼり上げられたもの。

店頭幕〔てんとうまく〕

@店先に催事、祝事などのときに吊る幕。A紋・ 名称・スローガンなどが入る。

天ぽかし〔てんぼかし〕

@ぼかし柄の一種。A生地の上部を水平に色染め し、ぼかし落とした物。B主に舞手ぬぐ い、幕、風呂敷などに用いられる。

(と)

桃緋〔とうひ〕

 @色名の一つ。植物染料(草木染)から出た名称。A赤系の色。

と  き

@色名の一つ。鳥のときの色から出た名称。A赤系のピンクがかった色。

止め〔とめ〕

@色止め液のこと。 A直接、酸性、反応、その他染色された種々の色を、水洗時に泣き出しや再汚染されるのを防ぐために有効。

共紐〔ともひも〕

和装品、装飾品などの繊維製品に付随した紐頬の中で、 とくに本体と同材料、同色で作られた物をいう。

トランク

@旗および旗棒、旗頭(冠 頭)、旗立台(三脚、五脚)などの付属品を、保存および運搬する箱A木製、金属製、プラスチックがある。

トレース

 @写真型製作の前工程の 一つ。A色別に柄を分け、一色に一枚の透明なプラスチックのフィルムの上に、 黒色などの写真型焼付光が通過しないよ うにする工程。

とろ刷毛(再生刷毛)〔とろばけ〕

@刷毛の一つ。A使用後の毛を、再び刷毛にしてあり、安価で汎用の刷毛。B直し刷毛ともいう。

(な)

中付紋〔なかつけもん〕

風呂敷の真中に絞を入れること。

中引幕〔なかひきまく〕

舞台の最後部のバック幕と最前部の緞帳(どんち ょう)の間の中央部の幕。

中乾し〔なかぼし〕

 @藍染めの工程で藍の堅牢度をより上げるためにおこなう日光乾燥による中間乾燥。A日光堅牢度および摩察堅牢度に大きく効果があるといわれている。

長持油単〔ながもちゆたん〕

木製でふたがあり、長方形であるものに掛ける布。衣服、調度などを入れておく箱を長持という。

梨地棒〔なしじぼう〕

金銀の粉末をまいてその斑点を梨の実の皮のように し、梨地漆を塗ってみがきだした旗竿。  

なじみ

生地を加工する際、水、染 料、糊料などの生地に対する親和性のこ と。

捺染台〔なせんだい〕

染料、顔料 をなせん染するための台。

撫上げ〔なであげ〕 

引染工程で最後に撫刷毛で仕上げするときに、裏面より焙(あぶ)り車で軽く火を通しながら仕 上げること。

79A帆布〔ななきゅうえいはんぷ〕

綿織物の中で、太番手の糸を密に織り上げた帆布の一種。79Aは織物の付号で綾織ではない。

ナフトールAS類〔ナフトールエー エスるい〕

ナフトル染料の下漬剤。 ナフトルASはカセイソーダで溶解して使用する。

ナフトール染料

@アゾイック染料の一種。A二種の染料中間体、すなわち下漬剤と顕色剤とを繊維上で化合させ、 不溶性アゾ色素を作らせるものをいう。

ナフトールソルト 

ソルト顆は、ベ ース類をジアゾ化して使用することの不便を除くために、ベースをいったんジアゾ化したジアゾニウムに安定剤を混和したもの。

ナフトールベース

@AS類で下 漬した後、各種の芳香属アミン類すなわちベースのジアゾ化物。Aジアゾ化物に 硫酸アルミナ、硫酸亜鉛など安定剤を加えてつくったアゾニウム頬。顕色剤。

納戸色〔なんどいろ〕

納戸の入口に掛ける垂れ幕に藍染の木綿を使うが、 紺ほどではないが、かなり濃い標色(は なだ色)で、やや渋い藍色なので、これを納戸色といった。

(に)

29幅、尺八寸、大巾〔にいきゅう はば〕

29巾は29インチの生地巾の こと。尺八寸は鯨尺1尺8寸巾、大巾は小巾×2の巾のこと。綿布、合繊業者の使う言葉。尺八巾羽二重、塩瀬などに使用されることが多い。

にご帚〔にごぼうき〕

稲の穂の先を集めて作った小型のほうきで、型糊を置いた後の糊表面の小さな泡を消すため に使用する。

ニス原紙〔ニスげんし〕

紙の表面にニスが塗ってあり、シルクスクリーン 用の原紙(型紙)として開発され、印染では顔料なせんの型紙として使用される。

2023番〔にせんにじゅうさんば ん〕

天竺細布、20番手の綿糸を使用した平織物で、1インチ内に120本の打 込、2023番細布はそのヤール巾(91cm)。 JIS繊維用語。

日光がえし〔にっこうがえし〕

@太陽に当てて自然発色させる技法の一つ。A関東では天日がえしともいう。B可溶性建染染料(インヂゴゾール染料)の技法の一種。

二引〔にびき〕

神社のぼりなどの天位に染め抜かれた2本線。

ニ引き紋〔にびきもん〕

@外の輪 を回して中心線を中心にして七ツ星を入れて割ったものが二引(七ツ割二引。)A外の輪を回して中筋通した線に九ツの星 を入れて割ったものが三引である(九ツ 割三引)。

尿素〔にょうそ〕

 染料の溶解剤として使用される(吸湿剤)、また蒸工程が完璧におこなわれるように染料に混入する方法もある(吸水性を利用して)。

尿素樹脂〔にょうそじゅし〕

@尿素とフォルムアルデヒトを縮合させて得る熱硬化性樹脂。A無色透明で耐水性はあまりよくない。Bこのほかに器物の成製、塗料、接着材などにも多く使用され る。C顔料を入れてプリントすると顔料なせんになる。

(ね)

寝かせる〔ねかせる〕

糊置された生地を地入れするとき、糊と密着をよくするために、染料液が糊置された模様内に入り込むのを防ぐ目的で、地入後すぐに乾燥させずにしばらく放置しておくこ と。

鼠返し〔ねずみがえし〕

はんてんの模様などで、ネズミ色などの淡色を必要とするとき、その色を先に無地染しておき、次にその上に模様を伏せ、糊置するとその部分が淡色で染色ができる技法のこと(水洗すると、地色の鼠ができる)。

ネッカチーフ

@Neckerchief ネッ ク(首)とカチーフ(頭巾)の合成語で首の回りに巻いたり、頭にかぶったりする小形方形の布。A有色のプリントや無地の柔軟な薄手布が使用される。

(の)

ノアール

@Noir フランス語で黒 という意味で、黒染の三度黒のときに2度目に使用する染料。A植物染料のログウッドを主体に酢酸などの助剤を加えた液状のもの。B神社のぼりの黒染や紋付などの黒に使用されることが多い。

糊置砂〔のりおきずな〕

@糊置後にその部分にふりかけて、糊が他につかないようにしたり、糊を補強したりする。 A川砂などの微塵のもので木の挽き粉に比べ糊際が美しく染まる。

糊落ち〔のりおち〕

水洗中に糊が 堅く生地の目にくい込み取りにくくなる (糊落ちが悪い)。また蒸箱の中で熱と湿度のためにやわらかくなり、下にたれ落ちてしまうこと。

糊かき〔のりかき〕

@白生地の上に下絵を書き、その絵の上を糸目糊でなぞること。A水洗のとき、生地上の防染 糊または色糊を落とす作業で金属製のしゃもじでかき落とすこと。

糊垂れ〔のりだれ〕

蒸工程において防染糊が蒸気で膨潤し、生地より一部脱落して他の場所に付着し、染ムラになる状態のこと。

糊張り〔のりばり〕

@染色の最終の工程で、張りの際に水に少量のふのりまたはスターチ(デンプン糊)を入れること。A生地に張りをもたせたり、増量して生地をよくみせる目的でおこなう。

暖簾〔のれん〕

@商家の店先に日除け用に張る布。多くは屋号や店のしる しを入れた。A桃山時代頃から使用され、 木綿の厚地を利用。B部屋の間仕切としても使用された。

〔のぼり〕

@たて形の旗の総称。 A寺社のぼり、売出しのぼりなど、奉納、 祈願用、一種の広告、宣伝用などに使用されている。

(は)

バイアス張り〔バイアスばり〕

@紗の斜め張りのこと。スクリーン型や友禅型の紗張法の一つ。A紗を斜めに張 るために紗のロスが多いが、平張りより強度がある。B一番の目的は、なせん生地とのモアレ現象(緩衝縞)を防止すること。

灰糊〔はいのり〕

@綿布用の糊の一種。A精米糊をたきながら、その中に水で溶解した石灰を少量ずつ混入して作り上げる糊。B糊置がしやすく、防染性にすぐれている。

刷毛ぽかし〔はけぼかし〕

@刷毛に染料液を付け、生地に染液を濃いほうから薄いほうへ円を描きながらぼかしていくこと。A水を用いたぼかしと異なる点は、糊置後の友弾物に加工できることで、多く用いられている。

走る〔はしる〕

@とくに薄色の引染の場合などに染液中に染料の量が少な いために染着の速度が早く、液中の水分が染着部より先に出ること。A急いで引染をすること(分散剤を用いることである程度防止できる)。

旗頭〔はたがしら〕

@冠頭。旗棒の先端に取り付ける飾りの一つ。A日の丸の旗頭は金球であるが、各旗のマーク が入った三方正面旗頭や三方剣、菱剣などがある。B業界では単に「あたま」とよぶ。

旗地〔はたじ〕

@旗を染めるための生地のこと。A素材は木線、麻、絹、 化学繊維など全般にまたがる。

旗立台〔はたたてだい〕

@旗を固定および標示しておくための止め具または支柱のこと。A旗をみせるために角度を付ける三脚、五脚の旗立台や1本の金属筒のものやプラスチック製の卓上旗用など種々のものがある。

旗玉〔はただま〕

旗棒の先端に取り付ける球状の旗頭で、真球と扁平球がある。材質は金属製とプラスチック製がある。

鉢巻き〔はちまき〕

@染色用語で、 模様、柄などの回りが、他の地色部分よりも濃色になること。A糊中の塩分が染生地に抽出し、染料濃度が集中するためにおこる。B防止法は、1)糊料を選ぶ。 2)糊に撥水剤を混合。3)染料に浸透剤を入れる。

鳩目〔はとめ〕

くつ、表紙、旗のコーナなどの紐を通す穴に取り付ける環状の金具。真鍮製が多い。

ハトメ(破止メ)〔はとめ〕

くつ、 表紙、旗のコーナなどの紐を通す穴に取り付ける環状の金具。真鍮製が多い。

バナー 

@卓上旗または小さい旗で、各グループの所属名および柄が入っているもの。A片面のもので、裏に無地が縫ってあり袷になっているものもある。

華が付く〔はながつく〕

@染屋の陰語で、引染の後、乾燥した布表面にギラギラと染料の結晶のようなものがみえることをいう(ギンバル)。A乾燥が急激な物ほど多く出る。蒸熱加工またはアンモニア水の引染で消える。

花嫁暖簾〔はなよめのれん〕

@婚札に花嫁が持参し、仏間の入口に掛けるのれん。A正絹地に友禅染で吉祥紋様が描かれている(加賀地方の風習とし て残っている)。

バニラン

布の名称の一つ。木綿の変り織り布。

パラフィン臘〔パラフィンろう〕

@石油からつくるろうの一つ。A白い半透明の固体で熱に溶けやすく、ろうけつ 染の防染剤として便用する。融点によっ て差のある物が数種ある。

張手、張台[はりて、はりだい〕

@木製のもので張木を生地の両端に取り付け、生地をひっばる道具。A一般には張手というが、各地で呼称が変わる。張木(開西地方)、はりてん(岐草)。

張枠〔はりわく〕

@蒸熱しようとする生地を取り付けるための針のついた木の枠。Aステンレス製、アルミ製など もあり、蒸し箱に入れるときに使用。B 蒸し枠(むしわく)ともいう。

半乾き〔はんがわき〕

@染生地や仕上後の生地の半乾燥の状態。A絹の引染のとき、刷毛でこすり直して斑ができ るのを防ぐ。

半袈裟〔はんげさ〕

袈娑の寸法。 巾など丈が半分または小形のもの、また省略形のもの。

番号旗〔ばんごうき〕

旗に番号が入っているもので、人を誘導したり、整列、区別させたりする目的の旗。

万国旗〔ばんこくき〕

@すべての国の国旗(日の丸も含む)のこと。A綿、 テトロン、ナイロンに、染色およぴ顔料 ・なせんしたものや紙に印刷したものもある。B運動会や各種の催物の飾りなどに使用。

版下〔はんした〕

糊置型、なせん 型を製作する際の紙に書いた実寸法の元 絵(下絵)または原稿。

半白〔はんしろ〕

@袷せふくさで、 片面を色地、片面を白地に染め分けたもの。A色地のほうに定紋を入れ、白場の、ほうには、おめでたい図柄を描くことが多い。

はんなりする

生地(縮緬、一越) などが染色後の乾燥によりかさかさした状態となるので、ゆのし(湯のし)などによっ生地本来のしなやかさやつやを出すこと。

番手〔ばんて〕

@綿糸の太さを表す単位。数字が大きくなるほど糸は細く なる。A天竺は普通20番手使用で、40ブ ロードは天竺の半分の細さの糸。(例)10 番手〜(太番手)、20番手〜(普通の太さ)、 40−60番千(細番手)。

帆布〔はんぶ〕

@キャンバス。経 ・緯糸に太番手の撚り糸を使用して密に織った厚地の平織物。Aテント、帆、布の靴などに使用、印染では神寺用ののぼ リに使われる。

礬むら〔ばんむら〕

@染色加工の際、色止めに使用した明礬(みょうばん)によって生じる地色のむら。A明礬液が 生地に均一に浸透していないことによる。

(ひ)

髭文字〔ひげもじ〕

@毛筆で文字を書くと、文宇の先端部分が、細い線の集まりになり、ひげに似ていることからいう。ひげの数を、3本、5本、7本と して縁起をかつぐことがある。Aテザイ ン的にとくに作られたものが多い。

菱入れ〔ひしいれ〕

@糊付した後に風合いをつけるために、生地の両耳近 くをもち菱の形のように生地を引っ張っ て柔かくすること。A水洗のときの糊落としにも使う。

菱剣〔ひしけん〕

@旗棒の上に付 ける装飾品のこと。A形が横からみると菱形になっていて剣のようなところからいう。Bアルミニウム製などが多い。

菱繋ぎ〔ひしつなぎ〕

@菱形つなぎ合わせ紋様の一種。Aはんてんの腰模様、 手ぬぐい、ゆかた柄などに使用される。

一越〔ひとこし〕

@一越縮面のこ と。左右の撚り糸を1回ごとに交互に打ち込んだ織物。二越、三越、四越とある。 A白地の訪間着などに用いる。

日の丸〔ひのまる〕

日本国の国旗。 1854年8月5日に国旗と制定。寸法は縦 横の比7:10、日の丸直径と縦の比3: 5、中心の丸は天地の中央で左右は長さの1/100だけ旗竿寄りにする。

紐枠〔ひもわく〕

@蒸熱箱へ入れるための枠。A枠の内枠に紐が張ってあ り、その紐に蒸熱しようとする生地を吊るす。紐跡が付きにくく、片面染色物に使用する。

日除け暖簾〔ひよけのれん〕

@軒先に張って日よけとするのれん、もと禅家で冬季の隙間風を防ぐのに用いた垂れ幕の称。A江戸期以降商家では屋号などを染め抜いて商業用とした。布地は木綿が多い。B日除け幕ともいう。 →のれん

平織紗〔ひらおりしゃ〕

@スクリ ーン型や友禅型で使われる紗の一種。A 平織法で織ったもので、材質は絹、テト ロン糸などがある。Bスキージなどでプリントする圧力か大きいと、紗かよったりすることがある。

平張〔ひらばリ〕

@スクリーン型や友禅型の紗張り方法の一種。枠に対し て平行に張る方法。A紗のロスは少ないが、バイアス張りに比べ強度が落ちる。

ビロウ

@ベレンス青のこと。プルシアンブルーともいう。A鉱物性顔料で豆汁による固着で藍に近い色合いを得る。 B染色物は日光、酸によく耐えるがアル カリ類に弱い。

(ふ)

フイキサーRC〔フィキサ一アールシー〕

FlXER-RC反応染料の強アルカリ固着剤。珪酸ソーダ。

布巾〔ふきん〕

@食器をふくための布。A素材は綿製、タオル地、ガーゼ地、天竺などを使用する。B染色方法は注染が多い。

袋仕立て〔ぷくろしたて〕

@布の縁の糸がはつれるのを防ぎ、美しく仕上げる縫い方の一つ。A布地の表を外に裏を合わせ、ぐし縫いし裏返して、手抜き合せしてからもう一度ぐし縫いする。

ふし溜り〔ふしだまり〕

@主に紬などのふしの多い生地を染める際、ふしの部分が濃く染まったり、周囲が輪を書 くように染まったっりすること。A主にふしの部分と他の部分との乾燥の時問差により発生する。

〔ふすま〕

麦の糠で、藍染の際 藍の発酵に必要な栄養素。

舞台幕〔ぷたいまく〕

@劇場、学校の舞台などに吊るもの。水引き幕、一文字幕、前幕、中幕、バック幕(後幕)、袖幕、緞帳などの総称。B舞台幕には防炎加工が義務づけられている。

二重文字〔ふたえもじ〕

@文字の輪郭を線で書いた文字。A下絵用の文字で糊置加工する分の文字の巾を線で表したもの。寵文字ともいう。

ニ巾〔ふたはば〕

生地の横の巾寸法。小巾(35cm)の2倍の巾、大巾ともいう。→ニイキュウ(29インチ)

縁取り〔ふちどり〕

@文字、柄などの縁をある一定の巾で囲み、白色または色を入れ、文字、柄などを目立つようにする。A刺しゅうではアップリケともよび、金糸、銀糸、色糸などで文字柄を線状に刺しゅうする。

仏壇幕〔ぶつだんまく〕

@仏檀に掛ける幕。A生地は縮緬、ブロードなどを用いる。B色は紫色で、紋は家紋を自抜きで入れ、中央部で幕を房でたくし上げるように吊るす。

ブッチャー

@butcher綿布の変り織りの名の一つ。A本来は亜麻製品で、不規則な斜子織で風合いは粗硬感がある。広巾物、小巾物もある。B静岡地方で多く織られる。

太紡〔ふとぼう〕

@小巾木綿の生地の一種。綿糸20番以下の太糸で製織した物。Aのれんやはんてんなどの素材生地。B関西では河内木綿、中部・関東では、丸紡という。

分止り〔ぶどまり〕

@絹布の生機時の重量と精練後の白生地の重量との比率。A若練りだと分止りはよくなり、過精練では分止りは悪くなる。

太丸〔ふとまる〕

@家紋の周囲の丸の太さの一種。A家紋の丸の太さは直径に対して普通は1割の太さであるが、太丸のときは1.2割ぐらいの太さである。

太る〔ふとる

@糊糸目が水分および湿気により膨張し、糊置の目的の線の外まではみ出ること。A防止するためには、亜鉛末などを糊中に入れるか、天候を考慮して糊の粘度を調整するとよい。

布海苔〔ふのり〕

海草から採取されたのりで、各種の染色用糊料として用いられるほか、仕上げ糊、張り糊などに多用される。

富来旗〔ふらいき〕

@漁船が大漁のとき、またその他の祝時に船上に掲げる船旗のこと。A英語のFLAGから訛ったものに漢字の縁起よい文字が付いたと思われる。別名フラフともよばれている。

ブリティシュガム

@british gum 主にトウモロコシの澱粉を原料にして作られる粉末のもので、機械なせん用糊として用いられる。Aとくにアルカリに強い点が特徴となっている。

プリント

@Print糊料に染液を加え色糊を調製し、スクリーン型(ニス原紙型、写真製版型)によって生地に印なつしていくこと。A白場は防染糊で伏せずそのままで直接印なつすることが多い。

フルイ

@木、金属の円筒に、網を張ってあるもの。Aとおし(透し)ともいい、粉類、溶液などを越すのに使用する。

フレンジ

校旗、優勝旗、全旗、敬弔旗などの旗の周囲に取り付ける飾りの一種。

プロシオン染料〔プロシオンせんりょう〕

@反応染料の一種。Hタイプ(温染型)とMタイプ(冷染型)があり、英国のICI社の商品名。Aプロシオン染料は、カヤシオン染料(日本化薬)と同種である。

フロッキ

@フロック加工、電着植毛のこと。A布地の上に接着剤で柄を描き、人絹糸の短く切った粉をふりかけ、上より静電気を帯びた金網などの電極で起毛させて固着する。

(へ)

屁をこく〔へをこく〕

糊置作業(型置糊)のときに、型紙と生地の間に糊がさし込む状態をいう(業界用語)。

ベスロン

@湿式アクリル繊維。東邦レーヨンによる商品名。A塩基性染料で染色が可能。

ベタ物

@マーク、文字などの内部すべてを刺しゅうし、また柄の内部部分すべてを加工必要とするもの。A加工部分が多いため、高価な物になる。B染色では、地場(グランド)を染めた物、また染めるものをいう。

ペナント

@二等辺三角形の形に、マ−ク、文字などを染色加工、フェルトを使ったもの、植毛加工したもの。A三角旗の一つ。

紅鉢〔べにばち〕

陶器で作られた鉢で、染色に使用する糊材を入れておくもの。

へマチン

@Hematin 植物性染料 ロッグウッド の通称。

部屋暖簾〔へやのれん〕

内のれんともいう。花嫁が持参するため、別名家嫁のれんともいう。北陸地方に多い。

ベレンス

プルシアンブルーのこと。

ペンガラ(紅殻・弁柄)〔べんがら〕

@顔料の一種。A成分は酸化鉄で日光および大気に非常に堅牢な顔料。

(ほ)

棒枠〔ばうわく〕

@蒸熱箱に入れるための枠。A染色した生地を木の棒の上にのせ、それを蒸熱する。友禅染などは、この方法により蒸熱される。

干し場〔ほしば〕

染色工場内の染め作業や天日干し乾燥などの屋外の広い場所。

細川染〔ほそかわぞめ〕

注染用語で2、3枚の型紙を使用して二重染をすること。糸目のない染法。

細輪〔ほそわ〕

@家紋の丸の太さの一種。A普通、紋の丸の太さは直径の 1割ぐらいであるが、細輪は0.5割ぐらいである。

蛍フレンジ〔ほたるフレンジ〕

@人絹か本絹の中に金糸を混ぜてあみ上げたフレンジ。旗の飾りに用いられるもの。A色は金色、金茶、紫などが多い。

ポプリン

Poplin 経糸が緯糸より多くて、よこ方向にウネを出した平織物。

帆前掛け〔ほまえかけ〕

@帆布で造った厚地の前掛け。A厚地のため一般向きでなく、女性用には不向きである。現在では八百屋、酒屋、米屋などでよく使用される。B染法としては、硫化染料の浸染白防が多い。

ホリゾント幕〔ホリゾントまく〕

舞台装置の最奥の通常淡色無地の布などのバック用幕。

ボルドーソルトGP〔ボルドーソルトジーピー〕

ナフトールのエンジ色のソルト類の一種。

(ま)

舞手拭い〔まいてぬぐい〕

@日本舞踊を踊るとき、手に持ったり頭に掛けたりして使用するもの。A小巾一越の生 地などで、長さは、子供用2.5尺(76cm)、大人用3.5尺〜4尺(100〜120cm)、柄は各流派の紋と名取名を入れ、好みでポカシなども入る。

前身〔まえみ〕

和服、はんてんなどの着物の前面の部分のこと。

前紋〔まえもん〕

@男紋、女紋いずれの場合でも五ツ紋がついているときの胸に二ヶついている紋。A一般に胸紋ともいう。関東では「ひかえ」ともいう。

幕縄〔まくなわ〕

@幕にはチチが付いていて、そのチチに通して使うのが幕縄である。A普通緑色と紫と白の3色の糸で作ってある。木綿用は白、紺、黒の3色が多い。B幕縄は幕の長さによって、少し余裕をみて決める。

マスキングフィルム

@粘着剤の付いたフィルム。A柄の上から貼り付けて必要な部分をデザインナイフなどで切り取り、色差しなどをする。B淡いブルー色のもので、透明状のものもある。C 別名、えんぶたテープともいう。

末返し〔まつがえし〕

@防染技法の一種。糊置(白防、着抜)された模様に他の色が入り込むのを防ぐために末(亜鉛未)を入れ防染すること。A着色抜染のように、末に抜染されない染料を使用する。

末糊〔まつのり〕

ネバ糊に亜鉛末を適量入れ、よく混ぜて糊の色が青鼠色になる。亜鉛未の還元作用で、糊の部分が防染できる。両面の筒引のとき、裏の合わせが末糊の色でみえやすくなっているので、作業がやりよい。

松葉房〔まつばふさ〕

主に小ふくさの四方に付ける金糸製の房。松葉の形状に似せた房で、銀糸や色糸のものもある。

祭半纏〔まつりばんてん〕

@既製品は、はんてんの背に祭の文字を入れてある。裾などに吉原つなぎ、青海波などの模様が入っている。衿には小若、若連、若瞳、氏子中および御祭礼の文字を入れる。A誂え品は衿、背絞、腰柄が注文主の好みで各々の柄ができる。

〔まる〕

家紋の外側に付ける輪のこと。細輪、中輪、太輪、糸輪のこと。

丸ゴシック体〔まるゴシックたい〕

書体の名称の一種。たて、よこ、はねなどの部分が同じ太さのゴシック体で文字の先端が丸くなっている字体。

丸物〔まるもの〕

日の丸およぴマークなどに円があるものをいう。

万寿盆〔まんじゅぼん〕

木の台にうるしをぬり加工したもの。結婚後のおまんじゅう配りなどに使われる台。この台上にふくさを掛ける。

(み)

ミカシオン染料〔ミカシオンせんりょう〕

反応染料の一種。三菱化成の商品名。

水杵〔みずき〕

しみぬき作業に用いるプラシ。シュロで作る。径七〜八分(2〜3cm)、長さ三寸(9cm) ぐらいのささら様のもの。

水堅牢度〔みずけんろうど〕

@水に対する染色堅牢度。A水で処理した後乾燥し、試験片の変退色と添付白布の汚染についての判定、変退色、絹汚染、綿汚染での判定など、5段階の堅牢度で表示する。

水引暖簾〔みずひきのれん〕

@家の軒下、店の上部に横に長く張られたのれん。日除けのれんがシンプル化され、装飾的要素を持ったもの。A無地およびマーク、紋、字などを何回も繰り返し印なつしたものが多い。

水引フレンジ〔みずひきフレンジ〕

@旗に付ける飾り組紐の一つ。A無地と蛍入があり、緞帳の上につく水引幕用のフレンジ。

水引幕〔みずひきまく〕

@劇場、講堂などの舞台の上部に細長く、常時張られている幕。A店頭の装飾用、広告用の幕も同名でよぶことが多い。別名一文字ともいう。

水ぽかし〔みずぼかし〕

@ぼかそうとする所に水を付けておき、その上をぼかしていくこと。A染料が先についた水分のために、生地に染着する速度が遅くなり、よくのぴてぼかしやすくなる。

水元〔みずもと〕

@染色した布を水に浸漬し紋糊、紋様糊を洗い去ること。 A今日では一般に染色布を水で洗浄し、未固着の染料や余分な薬品、助剤を除去すること。

溝付横棒〔みぞつきよこぼう〕

@旗を吊り下げるための溝の付いている棒。A長さは小巾、中巾、大巾とあり、材木で作られ、主に黒く色ぬりをされたもの。

三巾〔みはば〕

生地巾の名称の一 種。小巾(35cm)の3倍の巾の生地をいう。別にメーター巾ともいう。

宮幟〔みやのぼり〕

神社のぼりの別称。小のぼり、中のぼり、大のぼりなどがある。

明朝体〔みんちょうたい〕

中国明朝の活字体。ごく一般に使用される書体で辞書などに使用され、読みやすいことから、旗、幕にも多用される。

(む)

武者幟〔むしゃのぼり〕

男子の誕生に成長や出世を願って掲げるのぼり。戦国時代の武者の絵が描かれている。上部に二引そのすぐ下に家紋を入れ、以下が絵となる。大きさは大小あり素材もいろいろである。武者絵のぼり、節句のぼりともいう。

結び房〔むすぴふさ〕

引返ふくさの四すみに付ける房。七本、五本と結ばれた房。金、銀、赤、白、松色とある。

(め)

めくり

型紙を枠に張り台に固定し、糊を型により置く。型を上げ糊の上に生地を置き、型をのせ、その上より糊を置くことにより表裏に狂いのない糊が置ける。

メッシュ

@型を作るときに使用する網の目の大きさ1p平方の中の目の数をさす。A糊型は20〜50メッシュの紗を使い、プリントものは50メッシュ以上の細かいものを使用する。写真印刷のものは100 メッシュ以上を使用。

綿パンテン〔めんばんてん〕

綿織物の一種。よりのかかった経糸2本、 緯糸2本の平織の生地。

(も)

モール

旗の内側に帯状の金色の飾りで囲み、品物をひきたてるためのテープ状のもの。金糸、銀糸で作ったもの。

木酸鉄〔もくきんてつ〕

@木酢酸鉄のこと。Fe(CH3COO)20 A木綿用の媒染剤の一つ。B絹・綿のタンニン黒染に使用する。

揉む〔もむ〕

@水洗のとき、水中で生地の表面を水と一緒に両手ではさみ、すりやわらげること。生地の織目と平行にはさみこすること。Aスレを防ぐのと生地の中に入り込んだ底糊を取る。

首太(桃太)〔ももた〕

@下絵を描くために使用する赤色の色素のこと。A 木綿用(絹は青花を使用)。B水を加え、小刷毛の毛先に液を付け、回すように下絵型を表面にすり込んでいく。緋粉ともいう。

紋散し〔もんちらし〕

柄の替りに家紋を入れ、適当な図柄に作られたもの。

(や)

ヤール巾 〔ヤールはば〕

ヤード (yard)のなまりで布地や織物の巾寸法を示す単位。A別名、1ヤールを二四巾(2尺4寸、90cm巾)または36インチ巾ともいう。

(ゆ)

油煙〔ゆえん〕

@種油に燈芯を使用して点火し、炎を素焼の陶板にあてた煤を墨の原料とする。鉱物油、植物油、廃油なども使用し得られる黒色顔料。神社のぼりに多く使用する。カチン染ともいう。ALamp blackともいう。

〔ゆき〕

和服、法被、装束などの背筋の縫い目から袖口までの長さ。

油単〔ゆたん〕

@タンス、長持ち、琴油単などがあり、ほこり除けや日除けのためのもの。婚礼用のものは家紋が入る。 A本来はひとえの布や紙などに油をひいた敷物。

ユポ紙〔ユポし〕

@型紙に使用する合成樹脂系のシート。A紙製の型紙に比べ耐水性がある。また半透明のためトレース作業が可能。

(よ)

洋晒〔ようざらし〕

@日本古来の和晒に対して、長尺の生地をジッカーのような機械で引っ張りながら精練漂白して仕上げる晒。
A工程の中に、糊付加工やシルケット加工等がある。

夜着〔よぎ〕

@戦前頃までの主に山陰や北陸地方の婚礼調度品。袖のついた布団で素材は主に手織木綿、吉祥文様を描いた豪華なものや質素な家紋のみのもの等がある。A地色が藍染で大部分が筒引、糊置で、差し色は藍の段落ちか顔彩の豆汁染が多い。

横取〔よこどり〕

生地の耳を旗の上下に使用せずに、左右に使用する生地の取り方。

横太文字〔よこぶともじ〕

明朝体の書体の逆で、横線のほうを太くしたものでデザインされた文字。

横棒〔よこぼう〕

旗を取り付ける棒。木を円筒にけずり出し仕上げた棒で小巾、中巾、大巾とあり、両端を塗料で黒くぬってある(目に見える部分)。

吉原つなぎ〔よしわらつなぎ〕

@つなぎ模様の一種。子持ちの隅入角を45度に傾け、鎖状に左右または上下につないだもの。Aのれん、印ばんてんの腰柄などによく使用される。

寄席文字〔よせもじ〕

@江戸文字の一種。筆書きの太字、寄席のビラ、看板などに使用する特別な字体。B文字のすき間が小さいほど、客席がいっぱいつまるようにとの縁起をかつぐ。

四四巾〔よんよんはば〕

巾が44イ ンチ約110cmの織物の呼び名。三巾物ともいう(業界用語)。

(ら)

ライオンズ旗〔ライオンズばた〕

ライオンズクラブの旗。ライオンの顔がデザインされていて、中央に L の文字が入っている。

(り)

リボン ribbon

優勝旗やカップ、盾などに、優勝者や団体などを記録しておく巾のせまい布のテープ状のもの。大会名、年月日、団体名および氏名などが印される。

硫酸銅くタンパン〉〔りゅうさんどう〕

@アニリン黒染色で酸化のための助剤として使用する。CuSO4、5H20 A水洗が不十分で残留分があると生地がいたむ。

両面染〔りょうめんぞめ〕

@生地の表面を刷毛引き後すぐさま裏より染液を付けて、両面を同じ状態で染める技法。 A撥水剤を用いて表裏まったく異なる色に染めることもできる。

両面テープ〔りょうめんテープ〕

@粘着テープの両面ともに粘着性があるもの。A生地などをなせん台に地張りするのに使用する。

(れ)

隷書〔れいしょ〕

漢字の書体の一種。てん(篆)書の字画を簡単に略したも の。

レザー筒〔レザーづつ〕 

@ビニールレザーで作られた筒。A渋紙製の筒に比べて水に強く丈夫である。糊置をする場合、手になじみが悪く、細かい物は糊置しにくい。

レシチン2P〔レシチンに−ぴい〕

@白防染糊用助剤。A糊料に約1〜2%混合してから糊置する。レシテン2Pは油性撥水剤として乳化剤などのエマルジョンになっている。B多量に使用すると生地上に残留する。

レマゾール染料〔レマゾールせんりょう〕

@付加型反応染料の一種。へキスト社の商品名。水溶性ビニールスルフォン染料。Aアルカリの存在下でセルロース繊維の分子と化学結合する。

レンガ積み〔れんがつみ〕

紋様の一種。煉瓦を積み上げたときの模様で数種あるが、通常たて・よこの比率を変えた物を蔭、日向で使用することが多い。

(ろ)

口一夕リークラブ旗〔ロータリークラブき〕

ロータリークラブの旗で、歯車がデザインされたマークが入ったもの。

60番双糸〔ろくじゅうばんそうし〕

細かで柔軟な仕上げのポプリンで、現在では平織の綿織物をシルケット加工したものをブロードといい、40番、60番、80番とよぶ。60番手の糸を2本撚り合わせて1本の糸にして織る。

(わ)

和釜蒸し〔わがまむし〕

鉄製の釜の下から重油バーナなどで加熱して蒸気を発生きせて蒸熱する。多湿のスチーミング、色糊の生地への色がボイラースチームに比べ濃色になる。

輪袈裟〔わげさ〕

@頭にかけて胸にたれる小形のけき。A巾は5p程度のもので、紋は背および両胸の三ケ所と両衿の部分に何々講と文字が入るものが多い。B色は、青、黄、赤、白、黒以外の色を使用。

和晒〔わざらし〕

@生機を苛性ソーダ液中で煮沸して精練し、その後さらし粉の漂白液に変えて漂白する。A乾燥も天日乾燥によっており、綿布の精練・漂白の方法としてはあまり効果的とはいえない。

輪つなき〔わつなき〕

はんてんの裾などに入れる模様の一種。輪にかちまけ(上を通っているか下を通っているか)を付けてつながっているもの。

ワッペン

@Wappen衣服の胸などに付け、自分の所属集団を標示したり、アクセサリーとして使用するもの。A布はフェルトが多く、柄は布を接着剤ではりつけたものや、フロッキーまたは顔料なせんが多い